熱中症にかかりやすい人とは

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暑さによる健康被害と言えば「熱中症」。十分な対策をとることで防ぐことができる疾患

熱中症についての基礎知識と熱中症にかかりやすい人とは、熱中症の対策・予防についてご紹介いたします。

熱中症の基礎知識

熱中症とは

熱中症は、高温多湿な環境に長くいることで、徐々に体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温調整機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態。

屋外だけでなく、室内で何もしていなくても発症します。

その為、熱中症になりやすい時期は6月から9月、「熱中症好発期」とも言われ警戒されている時期です。

平成25年4月-6月夏季4カ月調査結果
2013年(平成25年)のデータでは、入院数は35,571人(全体の8.7%)、うち死亡者は 550人(全体の0.13%)で65歳以上が474人(死亡の 86%)。症例全体では、65歳以上が 184,834人(全体の45%)で、高齢ほど発症割合が高い
熱中症診療ガイドライン2015より:https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10800000-Iseikyoku/heatstroke2015.pdf

熱中症の症状

・めまい、立ちくらみ、手足のしびれ、筋肉のこむら返り、気分が悪い
・頭痛、吐き気、嘔吐、倦怠感、虚脱感、いつもと様子が違う
重症では
・返事がおかしい、意識消失、けいれん、体が熱い→救急車要請

熱中症の発生条件

熱中症が発生しやすい条件は、以下の通りです。

気温が高い、湿度が高い、強い日差し、風が弱い、急激な気温上昇、締め切った部屋、エアコンのない部屋

高齢者、乳幼児、肥満の方、糖尿病や精神疾患の持病がある方、栄養不足状態、二日酔いや寝不足、下痢やインフルエンザでの脱水状態

激しい運動や労働、長時間の屋外作業、水分補給ができない状態

熱中症発症の仕組み

人間の体は、暑さで体温が上昇すると、汗や皮膚温度が上昇することで体温が外へ逃げる仕組みが備わっていて、体温調節が自然と行われます。

しかし、熱中症が発生しやすい条件がそろうと、体温調整の働きが乱れることで体内の熱をうまく処理できなくなり熱中症症状があらわれてきます。

熱中症にかかりやすい人とは

熱中症は、男性に多く、若年男性ではスポーツ中、中壮年男性では労働中の頻度が高い

高齢者では、男女ともに日常生活の中で発生しやすく(非労作制熱中症)重症例が多い

特に高齢の女性の場合、独居に多く、精神疾患、高血圧、糖尿病、認知症などの基礎疾患を有する症例は重症化しやすい

高齢者になるほど熱に対する感受性、体温調節能、活動レベルは低下し、基礎疾患を有する頻度が高いことから、屋内発症、重症例が多いと考えられます。

若年層でも、条件がそろうと熱中症にかかりますので油断はできません。

熱中症の応急処置

熱中症の対処方法(応急処置)

熱中症の予防と対策

・水分をこまめに補給
・直射日光を避ける
・帽子や日傘を利用する
・運動や屋外労働では塩分補給を行う

塩分補給

コンビニエンスストアやドラックストアなどで塩分が含まれる飴が多種販売されています。上手に利用しましょう。

水分補給

補給する水分は、経口補水液OS-1(https://www.os-1.jp/)が一番お勧めです。

スポーツドリンクでも良いのですが、塩分含有量は経口補水液に比べて少ないので、発汗の多いスポーツや労働時、高齢者は経口補水液を利用いたしましょう。


熱中症は、しっかり対策をすれば怖くありませんが、気づかないうちに熱中症になっていることもある怖い疾患で高齢者では重症化、死亡例もありますので十分に対策を取りましょう。

熱中症関連サイト

●環境省|熱中症予防情報サイト:http://www.wbgt.env.go.jp/
地域の熱中症危険度を調べることができます。

●厚生労働省|熱中症関連情報:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/nettyuu/
熱中症に関する報道資料や通知、発生頻度などがご覧いただけます。

●気象庁|熱中症から身を守るために:http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/kurashi/netsu.html
日々の気温の観測や予報、気象情報の発表

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