病気を改善する5つの生活習慣①

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病気を改善するためには、その原因となる体質を改善することが大切ではありますが、体質が変化してしまった原因は”生活習慣”にあります。

改善するために必要な生活習慣とは、自分がしてはいけないことでしてしまっている生活習慣は何か・・・

5つの生活習慣とは

健康を考えるときによく取り上げられる生活習慣は

  • 食生活
  • 運動
  • 睡眠や休息
  • ストレスや心も持ち方
  • 環境

があげられます。

漢方相談では、検査値だけを基準にして治療方法が決まるのではなく、主に問診によって得られる情報をもとに治療方法・漢方処方を決めていきます。

相談では、病状の変化や特徴も大切なのですが、先に述べた”5つの生活習慣”の内容も処方の選択・治療方針の決定のためにとても大切な要素なので、詳しくお伺いしています。

食生活

相談の途中やお薬をお渡しするときによく聞かれるのが、

・何を食べたらよいですか
・食べてはいけないものはありますか

という質問です。

特定のものを食べることで病気が治ったり、体調が良くなるのであれば、これまでの食生活が偏っていた証拠です。

私がお勧めしている食事のとり方や工夫・内容は、

✅自分の食生活をチェック

自分の食生活でよいと思っている事と良くないとわかっていてもしている事をあげてみてください。

例えば
<良いと思っている食生活>
・食物繊維を多く摂取する
・炭水化物とタンパク質のバランスを考える
・発酵食品を必ず食べる
・よく噛んで食べる
・腹八分目

<悪いと思っているがしている食生活>
・お菓子や甘いものをいつも食べる
・過食してしまう
・ジャンクフードの昼食(夕食)が多い
・外食中心
・お昼を食べない
・お酒が中心の食事

良いと思っている食生活は、できるところから少しづつ今の食生活に加えてみてください。

悪いと思っていてもやっている食生活は、禁止するのではなく、
・板チョコは1週間1枚まで
・お菓子は、夕方5時までにする
・ジャンクフードは月2回まで
・家族との外食は好きなものを食べる

など、摂取を急に禁止・制限するのではなく、今の自分にはあまり良いものでないと思うことには、自分なりの上限やルールを決めてみてください。

✅季節に合った食材を中心に

食の基本的なことですが、やはり旬のものを食べるが基本になります。日本の風土の特色は、春・夏・秋・冬の四季があることです。季節ごとの食材がありますから、それを上手に摂りいれることが健康を保つ秘訣です。

春におススメの食材

春(肝・酸味)は陰陽のバランスが乱れやすいため、自律神経系の疾患が増え特にめまいや頭痛の相談が増えます。「肝」の働きを整える食材と「脾」を補う食材の物を適度に補給します。辛味の物を摂りすぎないように注意

(野菜)きくらげ・明日葉・カブ・キャベツ・ごぼう・しいたけ・春菊
(果物)イチゴ・キュウイ・グレープフルーツ・夏みかん
(魚) タイ・カツオ・アジ
(他) イカ・ハマグリ・もずく・ワカメ
(生薬)枸杞の実・ゴミシ・菊花・サンシシ・シソ

 

梅雨時におススメの食材

梅雨時(脾・長夏・甘味)は湿気が停滞し、身体に入ると「湿邪(しつじゃ)」と呼ばれ体の中に余分な水分をためて痛みや胃腸障害を引き起こします。湿を除く食材と少し体を温める食材を組み合わせると効果的。塩辛いものを食べすぎないように注意

(野菜)ピーマン・レタス・ニンニク・ショウガ・ウド
(果物)あんず・パイナップル・マンゴー
(魚) アナゴ・アユ・イワシ・カワハギ
(他) ウニ・ホヤ・マダコ
(生薬)シソ・チンピ・トウガン

 
夏におススメの食材

夏(心・苦味)は、発汗によって体液(津液)を消耗しますので、津液を補い熱を冷ます食材がお勧めです。酸味の物を摂りすぎに注意

(野菜)キュウリ・トマト・ズッキーニ・ナス・トウモロコシ・エダマメ
(果物)モモ・ブドウ・ナシ・カボス
(魚) キス・スズキ・イワシ
(他) コンブ・サザエ・アワビ
(生薬)ハッカ・サンザシ・チンピ

 

秋におススメの食材

秋(肺・辛味)は、雨が少なく乾燥してきます。夏とは違う形で津液を消耗しますので、潤いを補う食材が必要です。また、春と同様に陰陽のバランスを乱しやすいので、ストレスがたまりやすく、自律神経系の疾患が増えてきます。苦味の物を摂りすぎに注意

(野菜)カボチャ・サツマイモ・ニンジン・舞茸
(果物)ミカン・レモン・ナシ・イチジク・柿
(魚) サケ・カツオ・サンマ
(生薬)キョウニン・ユリネ・サンヤク・枸杞の実

 

冬におススメの食材

冬(腎・鹹味)は、陽が不足していきますので、食材はすべて温めて食べるようにいたしましょう。甘いものの摂りすぎに注意

(野菜)ゴボウ・小松菜・大根・白菜・キャベツ
(果物)みかん
(魚) タラ・ブリ・ヒラメ
(生薬)スッポン・ショウガ・ヨモギ・シナモン・ヤマイモ

 

薬膳や食養は、身体に不足している物を補うことと、体にたまっている余分なものを排泄するものとをバランスよく補うことが大切です。また、自分の体質によってよく取り入れた方が良いもの、逆にあまりとらない方が良いものがあります。気候の変動(暑い・寒い・乾燥・湿気)で自分の体調がどんな変化が起こるのかを観察してみることから始めましょう。

参考サイト:旬の食材カレンダー(http://k52.org/syokuzai/)

✅病気を悪化させるものは避けるか減らす

明らかにその食材や料理を食することで体調が悪くなるのであれば、それは避けるか減らさなければいけません。

医師や栄養士から指示されている制限があるのであれば、守らなければなりません。


食生活で一番大切なことは、おいしく・楽しく食事をすることです。おいしいもの、好きなものほど唾液の分泌が多くなり、消化と吸収が進み身体に必要な栄養となります。

身体に必要なもので、嫌いな食材であればおいしく食べられる方法を、検索して食べてみましょう。思っていたよりは好きになるかもしれません。

20年以上健康相談をしていると、病気を克服する人には食事に関してある特徴があることに気づきました。

それは、

食事がおいしい!! 

です。
おいしく食べられるということは、身体の元気を維持・病気を克服するために、消化器官がしっかり働いている証拠です。

朝起きた時にお腹が減っているというのも健康のバロメーターです。

食事はおいしく、楽しく食べましょう

病気を改善する5つの生活習慣②(運動)

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