鼻の通りがスッキリする漢方薬

身近な植物にそんな効果があったなんて!?
漢方薬に使用されている生薬は、特別な環境でなければ生育しないものから、身近なところでも目にすることができる植物もあります。
一番身近な生薬は、どなたも一度は聞いたことのあるだろう”どくだみ”
「どくだみ・玄米・プーアール~〽」など健康茶にも頻繁に利用されています。
どくだみも生の葉を鼻に詰めて鼻炎を改善するという”民間療法”がありますが、他に効果のある生薬(実体験)をご紹介・推薦いたします。
オナモミ
オナモミという名前でピンとこない方でも、写真の刺のある果実を服にくっつけて遊んだ記憶があると思います。
ひと昔前、オナモミはアジア大陸からの帰化植物(外来種)で、荒れ地や道端でよくみられる雑草でしたが、近年、日本では絶滅危惧種に指定されるほど少なくなってしまいました。(中国では普通に目にすることができます。)
オナモミの刺はよく見ると先が鉤(かぎ)状になっているので、ひっかかりやすくはがれにくくなっています。このことから、マジックテープのヒントになったと言われています。
生薬名
オナモミという呼び名は植物名で、漢方薬に使用するときの生薬名は
蒼耳子(そうじし)
と呼びます。
利用方法は、成熟した果実を採取し乾燥させて使用されます。
中医薬辞典に記載されている効能効果は、頭痛や鼻炎・鼻づまり、湿疹によるかゆみなどに効果があり、植物図鑑には、動脈硬化の予防に果実をあぶって食べるか、熱湯を注いで飲む。と記載されています。
実際の運用
蒼耳子は、蒼耳散(蒼耳子・白芷・辛夷・薄荷)、鼻淵丸(蒼耳子・辛夷・茜草・金銀花・菊花)として鼻炎・蓄膿症・アレルギー性鼻炎の改善に配合し使用されています。
市販されている商品は、鼻淵丸。現在(2019年1月28日)は、イスクラ産業株式会社と八つ目製薬株式会社の2社から販売されています。
当店で取り扱いがあるのは、イスクラ産業株式会社の鼻淵丸!!
服用方法は大人1日3回1回9丸で数量が多いのですが、大きな丸剤ではないので私は1回で9丸服用することができます。
呑み込みが苦手な方は、少量ずつの服用をおススメしています。
実体験
鼻淵丸は、イスクラ冠元顆粒と同様に愛飲している漢方薬です。
はじめて服用したのは、10年前に商品を取り扱い始めてからのことです。
風邪を患った時、熱が下がり、咳も出なくなったのですが、鼻の通りが何かスッキリしない。違和感・不快感を感じていました。
鼻淵丸を取り扱い始めていたので、試しに服用して体験談でもお客様にお話しできればと思い、1日3回9粒を服用はじめました。
2.3日後、お風呂でいつも鼻をかんでいるのですが、いつもと違う感じがして勢いよく鼻をかんだ時に・・・・(ここから先、少し汚いイメージがわくかもしれません、ご注意を)
緑色の鼻汁の塊が細長く出てきました。
びっくりして手でつかんでゆっくり引っ張り出したところ、うどんのように途中で不安になるくらいつながって出てきました。
大げさに言うと30cm位はあったのではないかという長さでした。
それが出た後に、鼻から息を吸うと奥の方まで風が通るのを感じ、スッキリ致しました。
それ以来、鼻炎でお悩みの方には実体験のお話をして服用いただくのですが、大好評です!!
花粉症による鼻炎症状にもとても効果があり、菊花が入っていることで、目の充血、炎症も抑えてくれますので、
・鼻がスッキリしない
・鼻炎のご主人の息が臭い
・鼻声
・抗アレルギー剤で鼻が乾いて痛い
・花粉症で鼻の症状と目のかゆみ、充血で悩んでいる
そんな方に、是非一度体験してください。びっくりするほど効果があります。
みなみ野漢方薬局では、1瓶いきなり買うのは抵抗のある方に、5日~1週間分と小分けしてお買い求めいただくこともできますので、お気軽にご来店ください。
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