漢方Q&A
- 2019.12.17
- 漢方基礎知識
- 1. 漢方相談よくあるご質問
- 1.1. Q. 漢方薬はどんな病気の人に向いていますか
- 1.2. Q. 漢方薬での改善例を教えてください。
- 1.3. Q. 漢方薬で血圧が下がりますか
- 1.4. Q. 相談には予約が必要ですか
- 1.5. Q. 相談だけでもいいですか、相談料はかかりますか
- 1.6. Q. 相談にはどれくらい時間がかかりますか
- 1.7. Q. 相談は本人でないとだめですか
- 1.8. Q. 漢方薬の通信販売(インターネット販売)はしていますか
- 1.9. Q. 健康保険はききますか。漢方を調合していただくのに処方箋は必要ですか
- 1.10. Q. 保険で頂く漢方薬とそちらでもらう漢方薬の違いは何ですか。
- 1.11. Q. 漢方薬の値段を教えて下さい
- 1.12. Q. 支払いにカードは使用できますか
- 1.13. Q. 漢方について知りたい(学びたい)のですが・・・
- 1.14. Q. ウコンは漢方薬ですか
- 1.15. Q.漢方薬はどれくらい服用を続けないといけないのですか、いつ頃から効きますか
- 1.16. Q. 漢方を服用して調子が良いのですが続けて服用しても良いのでしょうか
- 1.17. Q. 漢方薬と西洋薬の併用はできますか
- 1.18. Q. 漢方薬と健康食品の併用はできますか
- 1.19. Q. 健康食品は効果がありますか
- 1.20. Q. 漢方薬に副作用はありますか
- 1.21. Q. 妊娠中・授乳中は漢方薬であれば服用できますか
漢方相談よくあるご質問
Q. 漢方薬はどんな病気の人に向いていますか
どんな病気にも漢方薬は向いています。
漢方治療がどんな病気に合っているのかというよりは、どの様な状態の時に漢方治療が向いているのかということだと思います。
例えば、
血圧が高い、頭痛がする、かゆみがあるに対して、対症療法(降圧剤、鎮痛剤、止痒剤)でよいと考えている方や一時的な症状(頭痛・下痢・便秘)である場合は西洋医学を選択するケースが多いと思います。
一方、対症療法では病気の本質・原因を改善できていないと感じている方や慢性的な疾患になって繰り返しているという場合や体質から整えることで病気や症状を改善するべきだと考えている場合には漢方治療の選択をお勧めいたします。
Q. 漢方薬での改善例を教えてください。
漢方薬を服用しての改善例・体験例は、下記サイトよりご覧いただけます。
Q. 漢方薬で血圧が下がりますか
血圧が上昇している要因によって異なりますが、漢方薬で血圧は下がります。
中医学では、身体にあらわれている病状・数値の異常は、ある異常な状態(体質の変化)を整えようとする正常な反応であると考えています。
その為、異常な体質の変化を整えることで血圧や病状が改善されていくのです。
Q. 相談には予約が必要ですか
ご予約の方を優先させていただいています。ご予約なくご相談いただけますが、当店では、おひとりお一人ゆっくり相談させていただいておりますので、ご来店前にお電話を頂けると幸いです。
相談予約:042-638-8860
Q. 相談だけでもいいですか、相談料はかかりますか
漢方相談だけしたい、話だけ聞きたいというお問い合わせも受けつけています。
ただし、相談のみの場合(漢方薬を購入されない場合の相談)は15分間くらいを目安に受付いたしますので、電話またはメールにて相談予約をお願いいたします。
こちらのQ&A以外のご質問がありましたら、お問合せよりご質問をお送りください。2.3日以内にお答えいたします。
相談料はいただいておりません。(無料相談)
Q. 相談にはどれくらい時間がかかりますか
初めての方は、40分~60分かかります(調剤時間を含め)、お時間に余裕をもってご来店ください 。(初回相談受付時間:AM10:00~PM18:00)
Q. 相談は本人でないとだめですか
ご本人の直接のご来店が難しい場合には、代理の方でもかまいませんが、ご来店時にご本人からもお電話にてご様子をお伺いできれば幸いです
Q. 漢方薬の通信販売(インターネット販売)はしていますか
しています。
電話相談・メール相談後に、一般医薬品(第一類医薬品、一部第2類医薬品を除く)、薬局製造医薬品(煎じ薬)の通信販売(インターネット販売)をいたしております。
・ホームページ記載事項(薬局の管理及び運営に関する事項)
・メールで相談
<厚生労働省関連HP>
・一般用医薬品の特定販売(インターネット販売)について
・医薬品の販売制度
Q. 健康保険はききますか。漢方を調合していただくのに処方箋は必要ですか
当店の調剤する漢方薬は保険調剤の対象ではありません。
処方箋はなくても漢方薬を調合いたします
<保険調剤とは>
保険調剤とは、保険医が保険医療を行うにあたって患者様に処方箋を交付し、その処方箋に基づき保険薬局において保険薬剤師が行う調剤のことです。
保険薬局とは、保険指定を受けた薬局であり、薬剤師が「健康保険法」に基づく療養の給付の一環として、保険調剤業務を取り扱う薬局のことをいいます。
※漢方薬を健康保険で服用したい場合には、保険医療機関(病院、クリニック、診療所など)で保険医の診察・診断を受け、処方箋を交付していただき、保険薬局にて調剤をしていただくことができます。
(補足)漢方薬を処方する医師を紹介してほしいというご要望があります。漢方薬を処方していただけるかどうかは直接医療機関にご確認ください。
Q. 保険で頂く漢方薬とそちらでもらう漢方薬の違いは何ですか。
一般販売用(店頭で購入できる)漢方医薬品は数多くあります。一方、医療保険で処方することができる漢方薬の種類はある程度限られている違いがあります。
また、医療保険で処方される漢方薬は「病名」によって選択されますが、
当店での漢方薬は、一人ひとりの症状・体質・生活習慣など様々な情報から中医学理論に基づいて選択し調合しています。
同じ漢方薬でも、使い方や理念が変われば治療の結果も変わります。
Q. 漢方薬の値段を教えて下さい
漢方薬の種類によって価格が異なります
大人1日分(税抜)
煎じ薬:600~700円、エキス剤:300~600円、錠剤・丸薬:100~500円
民間薬:100g~ 500円~
こちらはあくまでも目安です。ご予算に合わせて漢方薬を調合いたしますのでお気軽にご相談ください。
小児や高齢者、虚弱の場合には、漢方薬の濃度を薄く調整して調合いたします。
Q. 支払いにカードは使用できますか
クレジットカード | VISA Mastercard JCB Diners AMERICANEXPRESS DISCOVER |
電子マネー | Kitaca Suica Pasmo TOICA manaca ICOCA SUGOCA nimoca はやかけん nanaco waon |
その他 | アップルペイ ID Quicpay |
のご利用が可能です。(2023年3月26日現在)
Q. 漢方について知りたい(学びたい)のですが・・・
漢方について知りたい、勉強したい、自分の体質を知りたいというご相談を受けますが、漢方についての豆知識や一般向けの漢方知識などであれば当店のブログ又はtwitterからご覧いただけます。twitterのフォロー&リツーイト歓迎いたします。
今後、仕事として中医学、漢方について学びたい、活用したい場合には、通信講座や国際中医専門員(国際中医師)の資格を取るための学校があります。また、漢方専門薬局では薬剤師でなくても漢方相談員としてお仕事している方もいます。
・中医学アカデミー
・遼寧中医薬大学付属日本中医薬学院
Q. ウコンは漢方薬ですか
ウコンは「民間薬」に分類されます。
多くの方が、天然の薬草を使用しているものを漢方薬と呼んでいますが、正確ではありません。
<漢方薬とは>
漢方薬はほとんどの処方で複数の生薬を漢方理論に基づき、使用する配合量・組み合わせが決められ作られたもので、それぞれに固有の名称である「漢方処方名」が付与されています。その為、服用する方の体質や症状に合わせて処方する必要があります。
<民間薬とは>
民間薬は、習慣的に「便秘にはどくだみがいいよ」「いぼ取りにはハトムギがいい」など言い伝えられてきたもので、一般的に他の生薬と組み合わせては使用せず単独で使用します。
Q.漢方薬はどれくらい服用を続けないといけないのですか、いつ頃から効きますか
風邪、こむら返り、腹痛などの急性で一過性の病状であれば、すぐに効果が現れ、病状が良くなれば服用を続ける必要はありません。
慢性的に繰り返している病状やお悩みの場合では、その効果や変化があらわれるのに数日から数週間かかる場合があります。
慢性病の場合の服用期間は、体質改善の期間として4カ月から半年を目安と考えてください。また、漢方薬は予防効果がありますので病気の改善でない場合は、長く服用して養生している方もいます。
Q. 漢方を服用して調子が良いのですが続けて服用しても良いのでしょうか
漢方薬を長く続けて服用することが望ましい漢方薬と症状が改善されたら服用を止めることが望ましい漢方薬があります。
これは「扶正袪邪」という中医学の治療理論から考えると、
・病邪を取り除くために使用する漢方薬は、病邪が除かれれば服用する必要はありません。
・正気を補うことで病邪を取り除く漢方薬は、予防にもつながるため服用を続けていることを推奨します。
例外的に、病邪を取り除く漢方薬を濃度を薄めることで、続けて服用することがあります。
結論としては、処方していただいた方(医師、薬剤師、登録販売員)に服用している漢方薬を続けても問題ないかどうかを確認していただくことが大切です。
Q. 漢方薬と西洋薬の併用はできますか
服用中のお薬の確認をいたしますのでお薬手帳または薬剤をご持参下さい。しっかりと確認いたします。
Q. 漢方薬と健康食品の併用はできますか
服用中の健康食品の名称・メーカーが解ればこちらでお調べいたします。多くの健康食品との併用は問題ないのですが、確認いたします。
Q. 健康食品は効果がありますか
健康食品について明確に効果があるとは言及できません。効果がないと言っているわけではなく法令上健康食品について効能・効果をうたって販売してはいけないことになっています。TVやラジオで健康食品の販売をしていて、服用者のご意見やインタビューが流れますが、あくまでも服用者個人のご意見・ご感想であり、その商品の効能・効果を説明しているのではありません。このことは、放送中TV画面の端にもこの説明文を表示しています。
<健康食品とは>
健康食品と呼ばれるものについては、法律上の定義は無く、広く健康の保持増進に資する食品として販売・利用されるもの全般を指しているものです。そのうち、国の制度としては、国が定めた安全性や有効性に関する基準等を満たした「保健機能食品制度」があります。(厚生労働省:健康食品のホームページ)
日常的に、ビタミンやミネラル、たんぱく質など不足していると思われるものをあくまでも補助として服用していただくことには問題ありませんが、特定の疾患を改善するために健康食品だけに頼ることのないように気を付けてください。
Q. 漢方薬に副作用はありますか
漢方薬も多くはありませんが副作用は起こることがあります。
よくある副作用としては、胃腸障害(食欲不振・便秘・下痢等)、むくみ、湿疹などで、まれに重篤な副作用(肝機能障害、偽アルドステロン症、間質性肺炎)が起ることがあります。ですが、通常はしっかりとした漢方相談のもと、体質や病状に合ったものを服用いただくものなので、副作用に対して過剰に心配されなくても大丈夫です。
Q. 妊娠中・授乳中は漢方薬であれば服用できますか
妊娠中・授乳中でも服用に注意が必要な漢方薬がありますので、必ず妊娠中・授乳中であることをお伝えください。
これらの他、気になること・聞いてみたいことがありましたら、こちらからお問い合わせください。
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