「眠らなければ」と思うほど眠れなくなる?

不眠にお悩みの方へお伝えしたい大切なこと
眠れない日が続くと、「今夜こそは眠らなければ」と思ってしまうものです。しかし実はその「眠りたい」「眠らなければならない」という強い思いが、かえって脳を興奮させてしまい、眠りを遠ざけてしまう原因になることがあります。
なぜ「眠りたい」という欲求が逆効果になるのか
不眠症の方は、「眠れなかったらどうしよう」「また今日も眠れないかもしれない」といった不安や焦りを抱えています。この不安や焦りが交感神経を刺激し、脳を興奮状態にしてしまうため、結果的に眠りから遠ざかってしまいます。
人の脳は「大切なこと」や「考えるべきこと」に対して覚醒モードになりやすい性質を持っています。つまり、「眠ること」が大きな課題やプレッシャーになってしまうと、自然な眠気が感じにくくなってしまうのです。
「眠らなければならない」という考えを手放すことが大事
・「眠らなきゃ」と思うことをやめてみましょう。
・「眠れなければ、それはそれで大丈夫」と、まず心と体の緊張をゆるめてあげることが大切です。
眠りとは、本来「がんばるもの」ではなく、自然に訪れるもの。
眠れていた時を思い出してみて下さい。眠るために何か工夫をしていましたか。
「眠りたい」という気持ちをいったん手放し、リラックスした状態で過ごすことで、結果的に眠りやすくなる方が多くいらっしゃいます。
思考を変えるのは「体」から
意識を変えて眠れるならやってみるけれども、
なかなか上手くいかない、それができたら苦労しない――そう思っている方もいるでしょう
実は、思考のクセやマイナス感情は、心の弱さや気の持ちようだけで起きているわけではありません。
中医学では、こうした心の状態の乱れは、体の状態と密接に関係していると考えます。
とくに「血(けつ)」が不足している血虚(けっきょ)の体質は、
・気持ちが落ち着かない
・不安になりやすい
・物事を深く考えすぎてしまう
・寝つきが悪い・眠りが浅い
などの傾向が現れやすくなります。
つまり、“眠れないのは性格のせい”ではなく、“体質が整っていないせい”かもしれないのです。
眠りやすい体質を漢方で整える
みなみ野漢方薬局では、「眠れる体づくり」を通じて「心の安定」を取り戻すことを大切にしています。
漢方薬は、単に眠りを誘うものではなく、
・足りない“血”を補う
・こわばった神経をゆるめる
・不安や緊張を生み出す体の偏りを整える
といった、根本からの体質改善を目的としています。
眠れないこと、考えすぎてしまうことを「自分のせい」と責める必要はありません。
体を整えることで、自然に心も穏やかに、そして眠りも戻ってきます。
みなみ野漢方薬局では、お一人おひとりの体質や原因に合わせた漢方相談を通じて、眠れる力を取り戻すお手伝いをしています。不眠でお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。
来店が難しい方へ
「眠れないのに外出する元気がない」
「遠方で来店が難しい」
「日中に時間がとれない」
そんな方のために、みなみ野漢方薬局では お電話やメールでのご相談 も承っております。
不眠や不安にお悩みの方は、無理に我慢したり一人で抱え込まず、
どうぞお気軽にご連絡ください。
ご相談の流れに応じて、体質や症状に合わせた漢方薬をお選びし、
ご自宅までお届けいたします。
ご相談方法
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