月経不順・不正出血の体質改善

月経不順・不正出血の体質改善

ご相談内容・お悩み

(女性.40代)
ここ最近、月経出血が2週間も続く、周期も不安定。疲れやすく、精神的にも不安定になっている、貧血傾向があり便秘気味、手軽に飲める漢方薬を服用したい

漢方服用経過・その後

手軽に服用できる漢方薬をお求めでしたので、シロップ剤と7日分のエキス剤で様子を見ることに、1か月後、婦人科に行って低用量ピルと鉄剤を処方してもらった時に、これで出血が止まらなかったら子宮摘出と言われた。煎じ薬をご提案したが検討すると言ってご帰宅。3日後に再度ご来店いただき煎じ薬を始めることとなり7日分調合。毎日服用するのは負担があるため予定月経から4.5日前から煎じて服用していただくことにした所、月経終わりごろに出血が多くなることがあってもダラダラと出血が続くことがなくなった。その後、煎じも止めシロップ剤だけにしても出血が起こらなかったのでしばらく服用を継続していただきました。

薬剤師からのコメント

40代前半で更年期にはまだ早いと感じましたが、漢方でいう”血虚”が体質的に進んでしまったため、月経不順・不正性器出血を引き起こしていたのであろうと推測できました。
補血作用に優れたシロップ剤だけでも良かったのですが、出血が止まらないので頑張って煎じていただいて改善されたので安心いたしました。
子宮摘出という言葉は女性にとってとても重い言葉であるとその時に改めて感じたことを思い出されます。でもそのような結果にならずに済んだことが一番うれしかったですね。

”ホルモンの異常や様々な病気により月経以外に性器から出血することを不正性器出血といいます。新しい血液は赤いですが、古い血液は茶色、わずかな出血では黄色のこともあります。排卵期に起こる中間期出血など病気ではないものもありますが、なかには重大な病気の症状のこともあるので注意してください。
(公益社団法人 日本産婦人科学会HPより抜粋)

 


(お薬を安全に使うために)
漢方薬も「医薬品」です。どのような薬でも副作用のリスクがあります。正しく使わなければ思わぬ副作用を引き起こすことがあります。そのため、服用の際には必ず、専門家から適切なアドバイスを受けて安全に服用いたしましょう。