瘀血(おけつ)度チェック

瘀血(おけつ)度チェック

瘀血(おけつ)とは、中医学の概念の一つで二次的な病気の原因であり、血が脈内に停滞して巡りが悪くなったり滞ったりした状態のことを言います。

「瘀血」は、血瘀・血滞などとも呼ばれています。

「瘀血」は万病のもと、瘀血度をチェックしてみましょう

あなたの瘀血度をチェック

あなたの体内に「瘀血」があるかどうかは「瘀血の」3大症状である
・痛む
・しこる
・黒ずむ
であらわれてくるかどうかをチェックしてみれば分かります。
8つのポイントを利用して、ご自分の「瘀血度」をチェックしてみてください。

各項目横に書かれている点数を合計して最後に瘀血度を判定してください。

皮膚をチェック

・顔色がどす黒い(5点)
・歯茎が暗赤色(5点)
・皮膚が硬化しざらついている(サメ肌)(5点)
・打撲によるうっ血が消えにくい(5点)
・目の下にクマができる(3点)
・シミ、ソバカスが多い(3点)
・手のひらに紅斑がある(3点)
・アザができやすい(2点)

頭・肩

・肩や首筋が凝る(3点)
・手足が冷える(2点)
・物忘れしやすい(2点)
・頭痛が多い(3点)

痛み

・関節痛がある(5点)
・手足がしびれる(3点)
・リューマチ(3点)
・胸に刺すような痛み、あるいは締め付けるような痛みがある(5点)

・舌裏の静脈が暗紫色に腫れている(5点)
・舌の色が暗赤色、または紫色のシミがある(5点)

生理

・月経の色が黒ずんでいたり、塊が混じる(5点)
・生理痛がある(5点)

血管

・唇が紫っぽい(5点)
・腹や足の静脈が浮き出ている(3点)

・痔がある(2点)
・タール状の黒便(3点)

内臓

・内臓にポリープや腫瘍がある(5点)

チェックは済みましたでしょうか、合計点数を出してください。
●瘀血度判定基準●

合計点数 判定内容
3~6点 瘀血の傾向があります
7~11点 瘀血です
12点以上 瘀血が進んでいます

瘀血の問題点

中医学では病気の原因を「病因」といい、「外因」「内因」「不内外因」に分けられ、これらが原因し発生した病態の一つに「瘀血」があり、この「瘀血」は新たな病変を生じるため発病因子の一つとされています。

「瘀血」は一つの病状でもあるが、多くの病気の原因でもある

「瘀血」は、動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞、心不全、消化器障害、癌、婦人病、皮膚病、うつ病、生活習慣病など様々な病気を引き起こす原因の一つとされています。

「瘀血」の改善、予防は健康長寿のためにはとても大切なのです。

瘀血の原因

後天的病気のすべては生活習慣にあると言われるように、瘀血も発生する要因の多くは生活習慣にあります。

・心身の疲労
・寒暖差の多いところでの生活
・エアコンの中での長時間生活
・運動不足
・虚弱体質
・ストレス
・長引く病気
・食事の不摂生

どなたでも一つは当てはまりそうな内容です。つまり、「瘀血」は誰にでも発生しやすいと思っていただいて間違いはありません。

瘀血の対策

「瘀血」を除去し、改善する方法を中医学では「活血化瘀法(かっけつかおほう)」と呼んでいます。

イメージとしては、ドロドロとした血液をサラサラにして、うっ滞を取り除き、血がスムーズに流れるように改善するものです。

「瘀血」を改善する漢方薬を「活血化瘀剤」と呼び、「瘀血」を改善することと「瘀血」を予防する効果があるため、養生薬として長く服用されていく漢方薬です。

また、「瘀血」は「内因」「外因」などの結果生じた状態でもあるため、体質バランスの乱れがある場合にはそちらも同時に改善する必要があります。


病気を長く患っていて、良くなったり悪くなったりを繰り返している。同じ治療を続けていても変化が見られない、病院に行くほどでもないが体調がすぐれない。

このような時には、漢方薬で体質改善をすることでお悩みが解決できます。

お気軽にご相談ください。

相談予約は、お電話で042-638-8860

 

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