チック症・トゥレット障害と漢方:肝のバランスを整える中医学アプローチ

疾患別漢方治療

チック症やトゥレット障害でお悩みの方へ。西洋医学的治療に加え、漢方(中医学)による体質改善が有効な場合があります。本記事では、チック症の症状と原因、漢方でのアプローチ、肝と五臓の関係について解説します。症状でお困りの場合は、ぜひ当店にご相談ください。

チック症・トゥレット障害とは?

チック症は、突発的で急速に繰り返される不規則な運動や発声が特徴です。運動チックには瞬きや顔のしかめ、首を振る動作などがあり、音声チックには咳払い、鼻ならし、叫び声などがあります。これらの症状が1年以上続くと、トゥレット障害と診断されます。

発症は通常、4~11歳頃に多く見られ、10~15歳でピークを迎えますが、成人期初めまでに自然に軽快する場合もあります。発症率は学童期の子供で1000人あたり3~8人とされています。

中医学による原因の考察

中医学では、チック症は「肝」の異常な興奮状態に起因すると考えます。「肝」は気の巡りや血の貯蔵、筋肉の調整、感情のコントロールなど多岐にわたる機能を担っています。これらの機能が乱れると、筋肉のけいれんやこわばり、さらにはチック症状が現れるとされています。

  • 肝積:肝にストレスや感情の抑圧がたまり、気血が滞る状態。チックや疳の虫の症状につながります。
  • 疳の虫:子ども特有の神経過敏やイライラ、夜泣きなど。肝の異常興奮が五臓全体に影響することによって現れると考えられます。

漢方薬によるアプローチ

中医学では、肝の興奮を鎮め、「風」の症状であるけいれんやこわばりを取り除くことが治療の基本です。以下の漢方薬が有効とされています。

漢方薬適応の症状
抑肝散肝の興奮を鎮め、筋肉のけいれんやこわばりに。
抑肝散加陳皮半夏抑肝散に陳皮・半夏を加え、神経過敏かつ胃腸虚弱。
桂枝加竜骨牡蠣湯不安感・緊張・夜泣きに。精神面の安定に有効。
甘麦大棗湯疳の虫、イライラ、夜泣き、落ち着きのない子どもに。

漢方薬は体質や症状により最適なものが異なります。自己判断は避け、専門家にご相談ください。

日常生活での注意点

  • 規則正しい生活と十分な睡眠
  • 過度なストレスを避け、リラックスの時間を持つ
  • 目の酷使を避ける(スマホ・ゲームの制限)
  • バランスの取れた食事で血流・気の巡りを整える

生活改善も大切ですが、根本改善には体質に合った漢方薬の使用が効果的です。迷ったら当店にご相談ください。

不登校や起立性調整障害との関連

不登校の多くは自律神経の乱れが原因で、肝の敏感さや肝積によって倦怠感、頭痛、めまい、朝起きられないなどの症状が現れます。現代ではスマートフォンやゲームによる目の酷使も肝を疲弊させ、症状を悪化させる要因となります。

このようなケースでも、漢方による体質改善は有効です。自己判断せず、まずはご相談ください。

ご相談・ご予約について

チック症や不登校などの症状でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。みなみ野漢方薬局では、丁寧な問診を通じて、お子さんの体質に合った漢方薬をご提案いたします。お気軽にお問い合わせください。

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