バーンアウトとは?頑張り続ける人ほど陥りやすい「心と身体のエネルギー切れ」

疾患別漢方治療

毎日仕事や家事、育児、介護などに追われ、
「疲れているのは当たり前」
「もう少し頑張れば何とかなる」
そう思っていませんか?

しかし、頑張り続けた結果、ある日突然、

  • 朝起きるのがつらい
  • 仕事へ行こうとすると身体が動かない
  • 今まで好きだったことが楽しめない
  • 集中できない
  • 何をしても疲れが取れない

そんな状態になってしまうことがあります。
この状態は近年、「バーンアウト(Burnout)」と呼ばれています。

Burn(燃える)Out(燃え尽きる)

つまり、「燃え尽き症候群」とも呼ばれています。

「疲れ」とバーンアウトは違います

普通の疲労なら、一晩眠ったり休日を過ごせば回復します。

しかしバーンアウトでは、

  • 十分寝ても疲れが抜けない
  • 休んでも元気にならない
  • やる気が戻らない
  • 気持ちが前向きになれない

という状態が長く続きます。

身体だけでなく、
心もエネルギー不足になっている状態
ともいえます。

中医学では「エネルギー切れ」をどう考えるのか?

中医学では、
病名よりも「なぜその状態になったのか」を考えます。

頑張り続けることで、

  • 気が不足する・・・・気虚
  • 血が不足する・・・・血虚
  • 心と脾の働きが弱る・・・・心脾両虚
  • 肝の働きが乱れる・・・・肝鬱
  • 陰液が不足する・・・・陰虚
  • 腎が疲労している・・・・腎虚

など、人によって原因は異なります。

同じバーンアウトでも、
「食欲がない人」
「眠れない人」
「涙が出る人」
「イライラする人」
「身体が重だるい人」
では体質も治療方針も違います。これが中医学の弁証論治です。

漢方は「症状」ではなく「体質」を整えます

「疲れているからこの漢方薬」ではありません。

漢方では、
・なぜ疲れが回復しないのか
・なぜ眠れないのか
・なぜ気力が出ないのか
を一緒に考えます。

そして、
・不足しているものは補う
・滞っているものは流す
ことで、乱れたバランスを整えていきます。

「整う」とは、本来の自分を取り戻すこと

最近は
「自律神経を整える」
「腸を整える」
という言葉を耳にすることが増えました。

中医学でも「整える」という考え方はとても大切です。
身体には本来、
・疲れを回復する力
・眠る力
・食べて栄養を作る力
・ストレスに対応する力
があります。

しかし無理が続くと、そのバランスが崩れてしまいます。
漢方では、その方が本来持っている回復力を引き出し、

「整った状態」へ近づけること

を目指します。

バーンアウトは「心の問題」だけではありません

「気持ちの持ちよう」
「根性が足りない」
「休めば治る」

そんな単純なものではありません。

中医学では、
心と身体は一つにつながっている

「心身一如(しんしんいちにょ)」

という考えがあります。

身体が弱れば心も疲れ、
心が疲れれば身体にも症状が現れます。
だからこそ、心だけでも、身体だけでもなく、両方を整えることが大切なのです。

「未病」の段階で整えることが大切です

バーンアウトになるまで頑張ってしまう人は少なくありません。
しかし中医学には

「未病先防(みびょうせんぼう)」

という考えがあります。
病気になってから治すのではなく、
病気になる前に整える。
・疲れが抜けない
・眠りが浅い
・食欲がない
・イライラする
・気力が続かない
そんなサインは、身体からのSOSかもしれません。

一人ひとりに合わせた漢方相談を行っています

バーンアウトの背景には、

・生活環境
・仕事内容
・睡眠
・食事
・ストレス
・体質

など様々な要因があります。

みなみ野漢方薬局では、症状だけではなく、現在の生活や体質まで丁寧にお伺いし、
一人ひとりに合わせた漢方をご提案しています。

「休んでも疲れが取れない」
「以前のように頑張れない」
「何となく調子が戻らない」
そんな方は、お一人で悩まず、お気軽にご相談ください。

身近な人だからこそ、気づけることがあります

バーンアウトは、ご本人が「まだ頑張れる」「迷惑をかけたくない」と無理を続けてしまうことが少なくありません。そのため、周囲の人が先に変化に気づくこともあります。

「最近、元気がない」
「笑顔が減った」
「疲れているように見える」
「以前のような意欲が感じられない」
――そんな様子が気になったら、
「少し休んでみたら?」
「一度相談してみたら?」
と優しく声をかけてあげてください。

早めに心と身体のサインに気づき、適切なケアを始めることは、中医学でいう「未病先防」にもつながります。ご本人だけでなく、ご家族や職場の仲間など、身近な方の気づきが、心身の健康を取り戻す大きなきっかけになることがあります。

タイトルとURLをコピーしました