イスクラ冠元顆粒ってどんな薬なのか
冠元顆粒という漢方薬はどんなクスリなのか
イスクラ産業(株)さんが製造販売している「イスクラ冠元顆粒(かんげんかりゅう)」は、第2類医薬品に分類される漢方薬。
・イスクラ産業(株)冠元顆粒特設サイト:http://kangen.iskra.co.jp/
健康雑誌やインターネットで目にすることが多い漢方薬ですが、お客様から次のようなご質問を頂きます。
- どんな効果があるの
- 何が入っているの
- どんな人が飲んでいいの
- 続けないといけないの
- どんな味、飲みやすいの
そんな疑問にお答えいたします。
イスクラ冠元顆粒とは
イスクラ冠元顆粒(以下、冠元顆粒)は、中国の漢方処方「冠心Ⅱ号方(かんしんにごうほう)」を元に作られた漢方薬。
冠心Ⅱ号方は、1966年文化大革命の時代に、ストレスや過労によって狭心症や脳卒中患者が増えたことに、周恩来首相が全国の医療機関へ治療薬の開発を呼びかけて作られた漢方薬です。
冠心Ⅱ号方は、丹参を主成分に瘀血を改善する5種類の生薬からなるもので、即効性があり狭心症や心筋梗塞などの血管病の治療に効果を発揮しています。
「冠元顆粒」は「冠心二号方」を元に、10年もの歳月をかけて日本で研究を行い、1991年にイスクラ産業が初めて製品化に成功した漢方薬になります。
内容成分は何
冠元顆粒は6種類の生薬で構成されています。
丹参・コウカ・シャクヤク・センキュウ・コウブシ・モッコウ
1回(1袋)の量は2.5gで、写真の通りカレースプーン1杯分です。
どんな味なのか
匂いはほんのり甘い香りがします。(毎日、漢方薬の匂いを嗅いでいるので、なんでも甘く香ってしまっているかもしれません)
味は、少し苦みを感じますが、濃く出した緑茶よりは苦くないです。
少量のお湯でもサラッと溶けるので、とても飲みやすい漢方薬です。
どんな人におススメしているのか
冠元顆粒は第2類医薬品なので、効能効果があります。
■効能効果
中年以降又は高血圧傾向のあるものの次の諸症:頭痛、頭重、肩こり、めまい、動悸
効能効果の通りでないといけないとすれば、中年以降でなければ飲めないことになりますが実際はそんなことはなく、血圧が低くても血圧が高くても必要だと感じる方にお勧めしています。
私(平成30年現在、12月で49歳)が服用しているのは、動悸や不整脈を感じたことと瘀血体質であるため心筋梗塞や脳梗塞の予防として毎日服用を続けています。服用を続けて5.6年になりますが、血圧は問題なく、不整脈も感じないですし、休日頭痛で悩んでいましたがそれもあらわれません。
どんな人におススメしているのかですが、血行の悪い方はもちろん、動悸や頭痛、肩こりでお悩みの方にもおすすめします。
一番おススメしている理由としては、血管をいつまでも元気にしておきたいと少しでも思っていただけるなら毎日1袋からでも始めてほしいいという思いです。
ある本で、「病はすべて血管病である」と書かれているのを読みました。本当にその通りだと思いました。ピンピンコロリを目指すなら、寝たきり対策を考えたいのなら、いつまでも旅行を楽しみたい、外出を楽しみたい方へ
お気軽にご相談ください。
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