不正出血と不妊相談:漢方で体を整え、妊娠・出産へつながった症例

PCOS症例 婦人病・不妊相談

ご相談内容

年代・性別:20代・女性
主訴:結婚から8か月後、不正出血と子宝に関するご相談でご来店されました。病院での婦人科検査ではテストステロン値が高めで、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の可能性を指摘されました。病院での薬物治療を始める前に、まずは漢方で体を整えたいとのご希望でした。

漢方服用の経過と結果

初めに煎じ薬を1週間分調合。苦味が強く飲みにくいとのことでしたが、根気強く服用を続けてくださいました。

  • 3週間後:出血が続いていたため処方を調整。その後、出血が止まり、約1か月半後に妊娠6週と判定。
  • つわりと流産:つわりで漢方を継続できず、残念ながら4か月目に流産。その後、不正出血も再発。
  • 再度の挑戦:再び煎じ薬を服用開始。1か月後に受精卵を確認。煎じ薬を1/3量に薄め、3か月継続。その後は体づくりのために漢方シロップ剤へ切り替え、無事に出産。
  • 二人目の妊娠:1年後に再び妊娠。不正出血はなかったものの流産予防として煎じ薬を1/3量で2か月服用し、その後シロップ剤に切り替え、こちらも無事出産に至りました。

薬剤師からのコメント

不正出血の改善と同時に妊娠につながったことは理想的でしたが、一度流産を経験されたことはとても残念でした。それでも前向きに取り組まれた結果、出産に至られたことを心から嬉しく思います。二人目の妊娠時にも再びご相談いただき、流産予防に役立てていただけたことは、とっても大きな励みとなりました。

不正性器出血について

月経以外の性器出血を「不正性器出血」と呼びます。鮮血は赤、古い血液は茶色、少量では黄色に見えることもあります。排卵期の中間期出血のように病気でないケースもありますが、重大な疾患が隠れている場合もあるため注意が必要です。
(参考:公益社団法人 日本産婦人科学会HP)

漢方と不正出血

止血に用いられる生薬として有名なのが「よもぎ(艾葉)」。お灸の原料としても知られていますが、漢方薬に配合されることで、不正性器出血や切迫流産、産後の持続出血などに用いられることがあります。

不正出血にお悩みの方へ|中医学で考える不正出血の主な原因と処方例
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