「うちの子、いつも緊張してお腹が痛くなる」
「朝、倦怠感が強く起きれない」
「学校に行く前になると不安で涙ぐむ」
そんな悩みを抱える親御さんは少なくありません。
子どもが不安を感じやすいとき、まず大切なのは“安心感を与える環境”です。
このような症状に対して、漢方治療は、単なる症状の緩和にとどまらず、体質改善を通じて根本的な健康回復を目指すアプローチとして注目されています。
親ができるサポートの基本
子どもの心はとても敏感で、親の表情や言葉に強く影響されます。
たとえば、
- 「どうしてできないの?」よりも「ゆっくりで大丈夫だよ」と声をかける
- 無理に励ますより「不安な気持ち、わかるよ」と共感する
- できたことをしっかり褒めて、自信を積み重ねさせる
こうした関わりが「自分は大丈夫」という安心の土台をつくります。
体のバランスから心を支える漢方
中医学では、心と体はつながっていると考えます。【心身一如】
不安が強い、緊張しやすい、眠りが浅い…そんなときは、
「心(しん)」や「肝(かん)」のバランスが乱れていることが多いです。
漢方薬は、子どものタイプ別(胃腸型・神経過敏型・疲労型)に分類して症状体質に合わせ、漢方薬を選びます。
代表的な漢方例
- 抑肝散(よくかんさん)
神経の高ぶりを落ち着かせ、イライラや不安を和らげます。
子どもの夜泣きやチックにも用いられます。 - 甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)
優しい処方で、不安・興奮・眠りの浅さなどにおすすめ。
子どもから大人まで幅広く使える漢方です。 - 帰脾湯(きひとう)
頑張りすぎて疲れた心身を補い、不安や動悸、食欲不振を改善します。 - 桂枝加芍薬湯(けいしかしゃくやくとう)
お腹が張る・痛む・下痢しやすいなど、緊張が胃腸に出るタイプに。
不安やストレスでお腹が痛くなるお子さんにもよく用いられます。 - 桂枝加竜骨牡蠣湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)
神経が過敏で落ち着かない、夜眠りが浅い、驚きやすいタイプに。
心を安定させる“鎮静”の力があり、思春期の不安定な情緒にも使われます。
漢方は、体質や気の巡りを整えることで心を安定させ、
自然な形で「落ち着ける力」を取り戻すサポートになります。
すぐに試せるセルフケア
- 温かい飲み物でリラックス(白湯・カモミールティーなど)
- 夜は照明を少し落として、眠る前のスマホ時間を短くする
- お風呂にゆっくり浸かり、深呼吸を3回する
- 朝日を浴びて体内時計を整える
体が整うと心も安定し、漢方の効果もより実感しやすくなります。
まとめ
子どもの不安は“成長のサイン”でもあります。
焦らず、見守りながら体と心のバランスを整えていくことが大切です。
「みなみ野漢方薬局」では、お子さま一人ひとりの症状や体質に合わせた漢方治療をご提案しています。お悩みやご不安な点がございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

